Experiment 6 第67回 東京新聞杯(GⅢ)考察③ 出走馬の取捨
今回は、人気順に確認したいと思う。
1番人気 2.2倍 7番 エアスピネル 牡馬 4歳 57kg(前走56.5kg) 栗東 騎手 武 豊
4歳にしてハンデ頭。戦績を見ても何も文句の付けようが無い。しかし、考察②でも触れたように過去10年でトップハンデで3着以内に来たのはエアシェイディ(2着 57kg)のみである。ここはあえて2着以下を想定して進めたい。
2番人気 4.5倍 10番 ヤングマンパワー 牡馬 5歳 57kg(前走57kg) 美浦 騎手 M.バルザローナ ⇨ 戸崎 圭太(前前走までは戸崎)
3ヶ月の休養明けだ。過去には休養明けに走らなかったこともある。戦績的には問題ないと思うが、体重の増減が激しい馬でもあり、当日の場体重にも注意しなければいけないだろう。
3番人気 6.3倍 2番 ブラックスピネル 牡馬 4歳 56kg(前走55kg) 栗東 騎手 福永祐一 ⇨ M.デムーロ
今年の4歳世代は強い。しかし、この馬は前走よりも負担重量が1kg増となる点が気がかりだ。同じ4歳のマイネルハニーが前走の京都金杯で負担重量が1kg増えたことにより、チャレンジカップで先着したブラックスピネルに逆転を許している。今回は5歳馬、6歳馬と斤量が同じだ。京都金杯の結果をまともに受け取ると危険だ。
4番人気 9.7倍 3番 マイネルアウラート 牡馬 6歳 57kg(前走58kg) 美浦 騎手 柴田大知
昨年の3着馬。勝っても勝っても人気にならなかったが、今回は4番人気。このメンバーでは人気になっても仕方がないというところか。ブラックスピネルに先着した富士ステークスでは負担重量が2kg重かったが、今回は1kg差。ブラックスピネルよりもこちらの方に面白みを感じる。
5番人気 9.8倍 5番 プロディガルサン 牡馬 4歳 56kg(前走57kg 菊花賞) 美浦 騎手 田辺裕信
エアスピネル以外の4歳馬で狙えるのはこの馬の方か。1800mで1着もあり先行して33秒台の脚も使えている。ただ、斤量が5歳馬、6歳馬と同じ今回は少し難しいのかもしれない。
6番人気 10.3倍 6番 ブラックムーン 牡馬 5歳 56kg(前走56kg) 栗東 騎手 内田博幸
悪くないが、この馬マイルは後ろからの競馬をするようだ。今回のレースには強烈な逃げ馬がいないので直線を向いてからの瞬発力勝負になると思っている。前目に着けれないようでは少し苦しい。
(※オッズは2月5日午前7時時点のもの)
このブラックムーンを含めた6番人気以下の馬については、上がり目を妄想するのは少し難しいので割愛することとした。
ここで、最も重要なことは1着候補をどの馬にするかということだが、やはり10番か3番ということになるだろう。また、4歳馬はエアスピネルを1番手としたい。
今回は、万馬券が出ない可能性が高い。想定オッズの設定も難しい。また、万馬券ではない馬券も今回は対象とすることとしたい。
3着 2番 ブラックスピネル 栗東 4歳
5番 プロディガルサン 美浦 4歳
全10通りだが、3ー10ー5、10ー3ー5は関東馬のみの組み合わせとなるので除外し全8通り。
次に、今回は万馬券以外の組み合わせを検討する以上、エアスピネルが1着になった場合というのを考えざるを得ない。
3着 2番 ブラックスピネル 栗東 4歳
5番 プロディガルサン 美浦 4歳
計3点
最終結論は場体重の発表後とするが、合計11点を今回の仮説としたい。
Experiment 6 第67回 東京新聞杯(GⅢ)考察② 過去10年のレースを振り返る
①トップハンデの馬について。
トップハンデで3着以内にきたのは、2007年 エアシェイディ 57kgのみ。
この年のハンデ差は、4歳馬を除けば実質1kg。実績馬エアシェイディにとっては有利だったといえる。
ハンデ差については、全体のバランスを見ながら、有利・不利を見極めなければいけないが、トップハンデの馬は、3着までに入るのが難しいようだ。
今回の負担重量は、56kg〜57kgでハンデ差は1kg。4歳で57kgを背負うエアスピネルが実質的なハンデ頭だ。
②1着〜3着馬の脚質
東京競馬場の開幕週に開催されることもあり、逃げ・先行しても勝っている。ここで、逃げ馬・先行馬としなかったのは、開幕週の速い馬場状態を考慮して前めにつけ、普段とは違った乗り方をした馬だと言うことだ。逃げ・先行して勝った馬たちは、後ろから追い込んでくる馬たちと同じくらいの切れる脚を使っている。追い込み一辺倒の馬では、難しいようだ。
③距離適性
東京競馬場のマイルは、単なるマイラーには勝てないといわれている。東京のマイルに実績のある短距離馬であることはもちろんだが、
・マイルG1で連対している。
・1800m以上のレースで連対している。
・2000m以上のG1で好走している。
+上記のいずれかが当てはまる事が多い。
③厩舎
角居厩舎
出走させた馬は、ほぼパーフェクトで3着以内に入っている。この10年で5回/6頭出走させて5頭が3着まで来ている。こなかった1頭は2頭出しにした年。1番人気のフルーキーが3着、2番人気のエキストラエンドは6着。ただ、3着とは1馬身差もなかったのだ。ただ、今回は角居厩舎の馬の特別登録はない。
④西高東低
今更の話だが、明確に出ている。ただ、1着〜3着が全て関西馬で決まったのは2013年の1回だけ。関東馬の取捨がポイントになりそうだ。
⑤騎手
この10年で8回騎乗して、4回3着以内に入っている。先日、久々に重賞勝ちをおさめて調子を上げてきている。ただ、今回は騎乗馬なし。
次回は、枠順決定後に各馬の分析を行い、想定オッズの設定をしたい。
Experiment 6 第67回 東京新聞杯(GⅢ)考察① 払戻金に見るレースの傾向
過去10年間の3連単の配当は、
2007年 6.690円(12番人気)(1番人気ー2番人気ー5番人気)
2008年 2.543.540円(2213番人気)(6番人気ー13番人気ー12番人気)
2009年 888.960円(2082番人気)(5番人気ー15番人気ー9番人気)
2010年 14.840円(16番人気)(2番人気ー1番人気ー6番人気)
2011年 97.600円(267番人気)(5番人気ー7番人気ー2番人気)
2012年 65.040円(223番人気)(8番人気ー4番人気ー7番人気)
2013年 16.490円(25番人気)(2番人気ー5番人気ー4番人気)
2014年 96.300円(383番人気)(8番人気ー3番人気-5番人気)
2015年 155.940円(427番人気)(3番人気ー9番人気ー1番人気)
2016年 353.160円(762番人気)(5番人気ー6番人気ー11番人気)
この10年間に1番人気が馬券にからんだのは、たったの3回。ただ、単勝倍率一桁代の馬が3着以内に1頭もこなかったのは、2008年と2009年の2回のみ。配当だけみれば、この10年かなり荒れているように思ってしまうが、単勝一桁代の人気馬はかなり馬券に絡んでいることがわかる。(赤字は単勝一桁人気)また、単勝30倍以上の馬が絡むと6桁以上の配当となっていることも覚えておきたい。(茶色字は単勝30倍以上)
次回は、過去10年のレースを配当金以外の面から分析してみたい。
Experiment 5 第30回 根岸ステークス(GⅢ)考察⑤ 最終考察
場体重出ました。
今回狙っている馬の場体重には大きな変動はありませんでした。
キングズガードは+6kgですが戻した感じでしょうか。
4ー3ー13、14、15
5ー4ー14、15
5ー13ー14
5ー14ー4、13
5ー15ー4、14
13ー4ー3
13ー5ー14
13ー14ー5
13ー15ー14
14ー4ー3
14ー5ー13、15
14ー13ー5、15
14ー15ー5、13
全21点を最終考察とする。
Experiment 5 第30回 根岸ステークス(GⅢ)考察④ 想定オッズによる出走馬の取捨
考察①において、想定オッズをHIGHレンジが10万円代、LOWレンジが3〜4万円代と設定した。
それに沿って進めていきたいと思う。
その前に、今年に入ってからのダートの1600以下、オープンのレース結果を振り返ってみた。やはり、明け4歳の台頭は間違い無いようだ。しかし、5歳・6歳世代はまだ主役の座を譲ってはいないことは忘れてはいけない。ここのレースでは、1着候補を5・6歳の中及び実力馬の5番ベストウォーリアから選ぶこととすしたい。
4歳馬
15番 ベストマッチョ
5歳馬
1番 ブルミラコロ、3番 カフジテイク、13番 エイシンバッケン、16番 ノボバカラ
6歳馬
2番 ラストダンサー、4番 ニシケンモノノフ、7番 モンドクラッセ、8番 ラブバレット、9番 コーリンベリー、14番 キングズガード
※赤字は今回の狙う馬とする
1月29日10時時点のオッズで300〜400倍代の組み合わせは85通り。
そのうち必ず、3・4・5・9・13・14・15が絡むのは、
15ー5ー4、15ー14ー13、3ー5ー9、15ー14ー5、13ー14ー5、5ー15ー14、13ー5ー14、13ー15ー14、5ー15ー4、14ー5ー15、5ー13ー14、5ー3ー9、5ー14ー13、14ー13ー15、14ー15ー5、15ー4ー3、14ー5ー13、14ー15ー13、14ー13ー5、13ー4ー3、5ー4ー15、4ー3ー15、4ー3ー14、14ー4ー3、15ー4ー5、4ー3ー13、5ー4ー14、5ー14ー4
※赤字と緑字は3か5が絡む馬券
1月29日10時時点のオッズの1000倍代の組み合わせで、3または15が必ず絡み、4・5・13・14が入る組み合わせは無い。全て9番からみとなる。
つまり、9番が3着以内に入る=1000倍ということだ。今回唯一の牝馬で同年代の牡馬と同じ56kgでは苦しいだろう。今回は9番を馬券から除外して考えることとしたい。
上記の300〜400倍代の組み合わせの中から15番が1着の馬券と9番絡みををなくすと、
13ー14ー5、5ー15ー14、13ー5ー14、13ー15ー14、5ー15ー4、14ー5ー15、5ー13ー14、5ー14ー13、14ー13ー15、14ー15ー5、14ー5ー13、14ー15ー13、14ー13ー5、13ー4ー3、5ー4ー15、4ー3ー15、4ー3ー14、14ー4ー3、4ー3ー13、5ー4ー14、5ー14ー4 合計21点
わかりにくいので、まとめてみる。
4ー3ー13、14、15
5ー4ー14、15
5ー13ー14
5ー14ー4、13
5ー15ー4、14
13ー4ー3
13ー5ー14
13ー14ー5
13ー15ー14
14ー4ー3
14ー5ー13、15
14ー13ー5、15
14ー15ー5、13
最終判断は場体重発表後とするが、基本路線はこれで行きたい。
Experiment 5 第30回 根岸ステークス(GⅢ)考察③ 出走馬の取捨
早速、出走馬について検証していきたい。
1番 ブルミラコロ 牡 5歳 56kg 秋山 ここまで12戦 3着を外したのはデビュー3戦目 4着のみ オープン馬。成績は悪くないがこのメンバーでは少し苦しいか?
2番 ラストダンサー 牡 6歳 56kg 田辺 ここ2戦で1600万以下、オープンを連勝 2ヶ月休養明けで休み明けや良馬場に良績があまりない
3番 カフジテイク 牡 5歳 56kg 福永 グリーンチャンネルカップ(OP)1400m 1着 ⇨ 武蔵野ステークス(G3)1600m 3着 ⇨ チャンピオンズカップ(G1) 4着 重賞勝ちはまだないが、自己条件&適距離なのであとは相手次第 鞍上は津村⇨福永でこの馬的にはヤリか?
4番 ニシケンモノノフ 牡 6歳 57kg 横山 プロキオンステークス、カペラステークスとG3を連続2着(その2回とも1着は16番のノボバカラ)
5番 ベストウォーリア 牡 7歳 58kg 戸崎 ほぼ昨年と同様のステップだが、昨年Jスプ 3着 ⇨ 3ヶ月 ⇨ フェブ 4着 のため、このレースを挟んできたか?目標は先? トップハンデの実績馬
6番 グレープブランデー 牡 9歳 58kg 柴田 昨年3着だがこのレースはリピーターがなかなか3着までに入賞できないレース。年齢的にも苦しいか?
7番 モンドクラッセ 牡 6歳 56kg 丸山 1600m以下を使ったことがない馬。この馬には少し距離が短いか?
8番 ラブパレット 牡 6歳 56kg 山本 地方馬 成績を見る限りは、このメンバーでは少し苦しいか?
9番 コーリンベリー 牝 6歳 56kg 松山 カペラステークスG3は1番人気に押されながらの3着 叩き3戦目
10番 グレイスフルリーフ 牡 7歳 57kg 蛯名 ポン駆けする馬が前回大敗。オープン馬。今回は格上の馬が多く苦しいか?
11番 タールタン 9歳 牡 56kg 北村 昨年2着。前走1200m⇨1400mは酔いが、鞍上が昨年C.ルメール⇨北村は割引か?
12番 ブライトライン 牡 8歳 56kg 石川 最近の成績では苦しいか?
13番 エイシンバッケン 牡 5歳 56kg 岩田 クラスが上がって皮は1400mで勝てていないところを見ると、このメンバーでは少し苦しいか。
14番 キングズガード 牡 6歳 56kg 藤岡 オープンでは十分に通用するが、重賞でこのメンバーでは少し苦しいか?
15番 ベストマッチョ 牡 4歳 55kg C.ルメール 5戦 1着4回、2着1回のオープン馬。明け4歳馬。注意か?
16番 ノボバカラ 牡 3歳 57kg 柴田大知 成績は悪くない。ただ、大外枠&鞍上の変更でヤリを感じられない。
※緑色は有力と思われる馬
次回は、想定オッズに合わせて馬券を考察してみたいと思う。