Experiment 6 第67回 東京新聞杯(GⅢ)考察② 過去10年のレースを振り返る
①トップハンデの馬について。
トップハンデで3着以内にきたのは、2007年 エアシェイディ 57kgのみ。
この年のハンデ差は、4歳馬を除けば実質1kg。実績馬エアシェイディにとっては有利だったといえる。
ハンデ差については、全体のバランスを見ながら、有利・不利を見極めなければいけないが、トップハンデの馬は、3着までに入るのが難しいようだ。
今回の負担重量は、56kg〜57kgでハンデ差は1kg。4歳で57kgを背負うエアスピネルが実質的なハンデ頭だ。
②1着〜3着馬の脚質
東京競馬場の開幕週に開催されることもあり、逃げ・先行しても勝っている。ここで、逃げ馬・先行馬としなかったのは、開幕週の速い馬場状態を考慮して前めにつけ、普段とは違った乗り方をした馬だと言うことだ。逃げ・先行して勝った馬たちは、後ろから追い込んでくる馬たちと同じくらいの切れる脚を使っている。追い込み一辺倒の馬では、難しいようだ。
③距離適性
東京競馬場のマイルは、単なるマイラーには勝てないといわれている。東京のマイルに実績のある短距離馬であることはもちろんだが、
・マイルG1で連対している。
・1800m以上のレースで連対している。
・2000m以上のG1で好走している。
+上記のいずれかが当てはまる事が多い。
③厩舎
角居厩舎
出走させた馬は、ほぼパーフェクトで3着以内に入っている。この10年で5回/6頭出走させて5頭が3着まで来ている。こなかった1頭は2頭出しにした年。1番人気のフルーキーが3着、2番人気のエキストラエンドは6着。ただ、3着とは1馬身差もなかったのだ。ただ、今回は角居厩舎の馬の特別登録はない。
④西高東低
今更の話だが、明確に出ている。ただ、1着〜3着が全て関西馬で決まったのは2013年の1回だけ。関東馬の取捨がポイントになりそうだ。
⑤騎手
この10年で8回騎乗して、4回3着以内に入っている。先日、久々に重賞勝ちをおさめて調子を上げてきている。ただ、今回は騎乗馬なし。
次回は、枠順決定後に各馬の分析を行い、想定オッズの設定をしたい。