Experiment 10 大阪城ステークス(OP)考察③ 出走馬の取捨と最終結論
考察②より、上がり3ハロンにキレる脚を使える馬を狙う。
1番 アストラエンブレム 牡4歳 M.デムーロ 55kg
前走、あのメンバーの京都金杯で4着&最強世代の4歳馬ならここは期待されて1番人気も仕方がない。ただ、このレースにおける1番人気の信頼度はあまり高くない。鞍上のM.デムーロも、メインレースで勝ちすぎている印象が強くそろそろ取りこぼしもあるか。また、今回が1600m以上のレースの初レースとなる。
2番 アスカビレン 牝5歳 浜中 俊 53kg
1000万以下の条件だが、55kgで阪神1800m 1.45.0(32.9)を持つ。今回は53kgで非常に魅力のある1頭だ。
3番 レコンダイト 牡7歳 松若 風馬 55kg
この中ではやや格上の存在か。成績は今一つだが戦ってきたメンバーは一線級で軽視できない1頭だ。
4番 ケントオー 牡5歳 和田 竜二 56kg
1600mに良績が集中している。距離に不安があるのでここは狙いづらくなる。
5番 マキシマムドパリ 牝5歳 岩田 康誠 54kg
前走(愛知杯G3)も注目していた1頭だが、ここも54kg(前走53kg)なら魅力十分だ。鞍上の岩田も一時のスランプを脱したように見えるので期待したい。
7番 ハギノハイブリッド 牡6歳 松山 弘平 56.5kg
昨年の2着馬。近走も悪くない状態に見える。7番人気なら大いに狙っていきたい。
8番 プロフェット 牡4歳 武 豊 56kg
最強世代4歳馬。3歳時にG1レースへの出走経験もあり、4歳馬の中では一番面白みがある。
9番 トルークマクト 牡7歳 小牧 太 53kg
上がりは速いが、2400m以上に良績が多いようだ。ここは見送りか。
10番 ダンツキャンサー 牝6歳 高倉 稜 51kg
昨年は同じ51kgで15着。ここも見送りか。
以上より、今回の馬券は
1着 7番 ハギノハイブリッド
5番 マキシマムドパリ
2着 3番 レコンダイト
5番 マキシマムドパリ
7番 ハギノハイブリッド
8番 プロフェット
3着 1番 アストラエンブレム
2番 アスカビレン
3番 レコンダイト
5番 マキシマムドパリ
7番 ハギノハイブリッド
この24通りを今回の最終結論とする。
Experiment 10 大阪城ステークス(OP)考察② 過去10年のレースの傾向
2007年(12頭)
1着 スーパーホーネット 牡4歳 1.47.2 07-07 34.2 藤岡 佑介 54.0 4(6.9) 矢作 芳人
2着 ホッコーソレソレー 牡5歳 1.47.2 ハナ 05-05 34.4 渡辺 薫彦 55.0 3(5.2) 浜田 光正
3着 ジャリスコライト 牡4歳 1.47.2 クビ 08-07 34.2 岩田 康誠 55.0 2(3.8) 藤沢 和雄
2008年(16頭)
1着 オースミグラスワン 牡6歳 1.46.1 15-14 33.9 川田 将雅 56.0 2(5.7) 荒川 義之
2着 マヤノライジン 牡7歳 1.46.2 1/2馬身 06-05 35.0 長谷川 浩大 56.0 5(8.3) 梅内 忍
3着 パーフェクトジョイ 牝5歳 1.46.6 2 1/2馬身 11-11 34.8 川島 信二 52.0 4(8.2) 池江 泰寿
2009年(13頭)
1着 マストビートゥルー 牡6歳 1.49.2 03-05 34.2 浜中 俊 56.0 8(11.9) 加用 正
2着 マチカネオーラ 牡7歳 1.49.4 1 1/4馬身 07-08 34.1 武 豊 56.0 4(7.8) 庄野 靖志
3着 オースミグラスワン 牡7歳 1.49.4 クビ 10-08 34.1 後藤 浩輝 58.0 1(3.8) 荒川 義之
2010年(12頭)
1着 マヤノライジン 牡9着 1.49.1 07-07 34.6 藤岡 佑介 54.0 8(13.3) 梅内 忍
2着 キャプテンベガ 牡7歳 1.49.5 2 1/2馬身 11-04 35.2 福永 祐一 57.0 2(6)
松田 博資
3着 シェーンヴァルト 牡4歳 1.49.7 1 1/4馬身 02-02 35.6 北村 友一 56.0 1(3.3) 岡田 稲男
2011年(15頭)
1着 ダンツホウテイ 牡6歳 1.45.7 05-05 34.6 北村 友一 54.0 5(10.2) 本田 優
2着 セイクリッドバレー 牡5歳 1.45.7 クビ 10-09 34.4 U.リスポリ 56.0 2(5.1) 高橋 裕
3着 オートドラゴン 牡7歳 1.45.8 クビ 11-10 34.3 小牧 太 54.0 4(9.1) 沖 芳夫
4 4 7 ホワイトピルグリム
2012年(9頭)
1着 ミッキーパンプキン 牡6歳 1.48.6 02-02 36.0 池添 謙一 55.0 4(9.3) 清水 出美
2着 ショウナンマイティ 牡4歳 1.48.6 ハナ 09-09 35.2 武 豊 56.0 1(2) 梅田 智之
3着 オースミスパーク 牡7歳 1.48.7 3/4馬身 01-01 36.3 岡部 誠 58.0 6(20) 南井 克巳
2013年(16頭)
1着 エアソミュール 牡4歳 1.46.7 07-08 34.6 C.デムーロ 55.0 3(5.6) 角居 勝彦
2着 サクラアルディート 牡5歳 1.46.9 1 1/2馬身 07-09 34.7 川田 将雅 54.0 1(3.3) 岡田 稲男
3歳 タガノエルシコ 牡8歳 1.47.0 3/4馬身 14-14 34.5 藤岡 佑介 55.0 5(9.8) 宮 徹
2014年(12頭)
1着 スマートレイアー 牝4歳 1.45.7 09-09 34.6 武 豊 54.0 1(2.6) 大久保 龍志
2着 ディサイファ 牡5歳 1.45.9 1 1/2馬身 06-06 35.2 四位 洋文 56.0 2(3) 小島 太
3着 タムロスカイ 牡7歳 1.46.3 2 1/2馬身 02-02 36.0 北村 友一 56.0 9(36.1) 西園 正都
2015年(16頭)
1着 ヒストリカル 牡6歳 1.48.1 13-02 35.9 松山 弘平 56.0 6(11.9) 音無 秀孝
2着 マウントシャスタ 牡6歳 1.48.6 3馬身 15-05 36.2 池添 謙一 56.0 4(8.3) 池江 泰寿
3着 ヒュウマ 牡5歳 1.48.7 クビ 10-10 36.2 石橋 脩 54.0 8(22.9) 斎藤 誠
2016年(8頭)
1着 テイエムイナズマ 牡6歳 1.45.2 06-05 34.5 古川 吉洋 54.0 8(22.1) 福島 信晴
2着 ハギノハイブリッド 牡5歳 1.45.2 ハナ 11-10 34.1 池添 謙一 56.0 2(5.5) 松田 国英
3着 トラストワン 牡8着 1.45.2 ハナ 14-14 33.7 F.ヴェロン 54.0 14(48.8) 庄野 靖志
ペースの速い年・遅い年があるが、いずれにせよ上がり勝負の競馬になっているようだ。先行して踏ん張れた馬はあまりいない。過去10年で馬券に絡んだ馬のことを色々分析してみたが、唯一の共通点は上がり3ハロンで速い脚を使える馬であると言うことぐら胃であった。
次回は、この観点から出走馬の取捨を行いたい。
Experiment 10 大阪城ステークス(OP)考察① 払戻金に見るレースの傾向
過去10年間の3連単の配当は、
2007年 12.510円(36番人気)(4番人気ー3番人気ー2番人気)・・・1番人気は6着
2008年 42.490円(132番人気)(2番人気ー5番人気ー4番人気)・・・1番人気は12着、3番人気は6着
2009年 41.350円(182番人気)(8番人気ー4番人気ー1番人気)・・・2番人気は7着、3番人気は4着
2010年 32.310円(80番人気)(8番人気ー2番人気ー1番人気)・・・3番人気は5着
2011年 33.170円(99番人気)(5番人気ー2番人気ー4番人気)・・・1番人気は6着、3番人気は7着
2012年 37.550円(119番人気)(4番人気ー1番人気ー6番人気)・・・2番人気は6着、3番人気は4着
2013年 13.650円(30番人気)(3番人気ー1番人気ー5番人気)・・・2番人気は4着
2014年 12.890円(32番人気)(1番人気ー2番人気-9番人気)・・・3番人気は4着
2015年 256.230円(678番人気)(6番人気ー4番人気ー8番人気)・・・1番人気は7着、2番人気は5着、3番人気は6着
2016年 522.440円(1249番人気)(8番人気ー2番人気-14番人気)・・・1番人気は4着、3番人気は5着 (※赤字は単勝オッズ1桁の馬)
上記のようになっている。
過去10年間で馬券に絡んだ馬30頭中21頭のオッズが単勝一桁だ。この2年間は、単勝一桁の馬が1頭しか馬券を絡んでいないため、6桁配当となっている。
また、過去10年間で1番人気が1着になったのは1回、馬券に絡んだのは5回。特にこの2年間は、上位人気の馬がほとんど馬券に絡めていない。
次回は、過去10年のレースを配当金以外の面から考察する。
Experiment 9 第60回阪急杯(GⅢ)考察④ 出走馬の取捨その② 最終結論
まず、最初に訂正をしたい。5番のロサギガンティアは、昨年の5着馬はでも1年ぶりのレースでもない。万券Laboの勘違いである。むしろ、阪急杯に関わりの深い阪神Cの5着馬であり、この馬は馬券候補の馬だ。
それでは、残り7頭の格付けを行いたいと思う。
①Gレースに出走したこのない馬
2番 トーキングドラム 牡7歳 56kg
昨年のこの時期に1400mを3連続2着しているが、今回は別定のG3戦。上位進出は苦しいか。
12番 ナガラオリオン 牡8歳 56kg
芝を使うのは初めての馬。ダートではG3の経験はあるが、謹慎もほとんどがダート馬で、芝で成績を残せた馬もいない。ここは消しでいいだろう。
2番、12番は消しでいいだろう。
②G1レースに出走した経験のない馬
1番 カオスモス 牡7歳 56kg
6歳以降は入着すらない状態。ここでも苦しいか。
6番 ムーンクレスト 牡5歳 56kg
昨年8月の新潟日報賞13着を除けば1400m戦は全て馬券に絡んでいる。また、1600mのG3の京都金杯は15着だったが、1400mスワンステークスG2では5着しており、今回のメンバーの中では抑えておくべきか。
9番 メドウラーク 牡6歳 56kg
前走の1600m戦でで久々に入着。1600m以下のレースはこれが初めてで、近親には中距離馬とダート馬しかおらず血統的にもここは苦しいか。
11番 ダイシンサンダー 牡6歳 56kg
近走の成績には特に強調材料はないが、阪神競馬場に良席が偏っている馬と言えよう。超穴馬として抑えておきたい。
これで、ひとまず1番・2番・4番・8番・9番・10番・12番の7頭を消したので、残りは5頭。 これらの馬の前走のレースと調教のVTRを確認していきたい。
3番 ブラヴィッシモ 牡5歳 56kg 武豊
調教で目一杯に追って遅れている。前走のレースもチグハグな感じだ。ここは見送りとしたい。
調教は馬に覇気がみなぎっている感じが伝わってくる。好感触だ。前走の阪神C5着も位置どりの差で、勝ち負け出来ていた内容だ。
6番 ムーンクレスト 牡5歳 56kg 藤岡祐介
前走とスワンステークスの内容を確認したが、京都金杯はこの馬なりに走っていると思われる。距離が長すぎたか。調教は悪くないので、馬券圏内の可能性はあるとみた。
スプリンターズステークス、阪神C共にレース内容も良く、データ的にも1着候補だ。
11番 ダイシンサンダー 牡6歳 56kg 浜中俊
前走のスワンステークスは8着だが、道中はかなり不利もあったように思う。調教はかなりいい感じで動いており。1発あってもおかしくないか。
馬券候補は、
5番 33.1倍(8番人気)
6番 4.1倍(2番人気)
7番 1.8倍(1番人気)
11番 36.5倍(9番人気)
(オッズは2月26日11時時点のもの)
1着候補 5番 ロサギガンティア
7番 シュウジ
2着候補 5番 ロサギガンティア
6番 ムーンクレスト
7番 シュウジ
11番 ダンシングサンダー
全12点。このうち7ー5ー6、7ー6ー11、5ー7ー6、7ー6ー5は万馬券ではないので除外し、合計8点を最終結論とする。
Experiment 9 第60回阪急杯(GⅢ)考察③ 出走馬の取捨 その①
まず、考察②より、
①トップハンデの馬
7番 ショウジ 牡4歳 57kg
最強世代の4歳馬。前走の阪神Cは1着。前前走のスプリンターズステークスは4着とはいえ、1着とは0.1秒差。データ通りに素直に買いか。
②リピーターの馬
3番 ブラヴィッシモ 牡5歳 56kg
昨年の3着馬。昨年の鞍上の川田はショウジに騎乗。とはいえ、乗り替わりが武豊なら申し分ないが、その後の成績が今ひとつだが今年はどうか。
4番 ヒルノデイバロー 牡6歳 56kg
昨年の8着馬。データ通りなら無条件に消し。
5番 ロサギガンティア 牡6歳 56kg
昨年の5着馬。昨年のこのレース以来の出走となる。素直に消しだろう。
8番 ミッキーラブソング 牡6歳 56kg
昨年の4着馬。近走が今ひとつだ。この馬もデータ通りに消し。
10番 テイエムタイホー 牡8歳 56kg
2015年の16着。この馬も消し。
考察②の データによって消えた馬は4頭。どうしても消せない7番ショウジを除くと残りは7頭となる。
次回は、考察①で確認したオッズのデータ・前走のVTRや調教VTRを確認して残る7頭をさらに絞り込んでいく。